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乾癬性関節炎の経口薬の効果と安全性 腎臓?リウマチ膠原病內科學教室が國際臨床試験で明らかに

 醫學部 腎臓?リウマチ膠原病內科學教室の岸本暢將準教授の「乾癬性関節炎に対する経口JAK阻害薬の効果と安全性」に関する國際共著論文がThe New England Journal of Medicine(NEJM)誌の4月1日號に掲載されました。【掲載ページはこちら】
 本誌は世界的に権威ある醫學誌の一つで、醫學界に大きな影響を與えている國際誌です。
 乾癬は頭皮や肘、膝、おしり、太もも、すねなどに皮膚が赤く盛り上がり、銀白色のフケのようなものが付著しはがれ落ちるなどの癥狀がみられる病気です。國內の患者數は約50萬~60萬人程で、そのうち約10~15%に節々の痛み、腫れ、こわばり、また首痛、背中や腰の痛みなどの癥狀を呈する乾癬性関節炎の癥狀がみられます。癥狀が発生する原因は解明されていませんが、免疫の異常によって発癥すると考えられています。
 昨今、このような皮膚?関節病変に対して非常に効果の高い生物學的製剤(靜脈注射、または皮下注射)が開発され、使用されるようになりました。
 また、生物學的製剤と同等の効果を示す経口薬として、2020年に承認された関節リウマチ治療薬JAK阻害薬「ウパダシチニブ」があります。今回の論文の中で岸本先生は、乾癬性関節炎の患者さんを対象とする大規模な國際的臨床試験でその効果と安全性を明らかにしました。

岸本暢將準教授

岸本暢將準教授

 
 歐州ではすでに乾癬?乾癬性関節炎に対して、その使用が承認されておりますが、同様に日本でも醫薬品機構への承認が申請されており、現在審査中です。論文では、「今後も癥例を重ねて、患者さんの治療の一助となるよう、引き続き當教室で協力して臨床研究を行っていきたい」と総括しています。
 論文掲載は、この分野における岸本先生の一連の業績が國際的にも高く評価されていることの現われとして、教室を主宰するものとして大変誇りに感じています。


2021.4.7
醫學部 腎臓?リウマチ膠原病內科學教室
主任教授 要 伸也

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