學生のみなさんへ 大學の対応について 學長

學生のみなさんへ

新型コロナウイルス感染拡大における大學の対応について


學長 大瀧純一


前期授業について
 新型コロナウイルス感染癥の拡大により、我が國においては4月7日に緊急事態宣言が出され、本學においても立ち入り制限がなされました。5月25日に解除されましたが、引き続き、感染防止と學生の健康に充分な注意を払うことが求められております。大學は多くの學生が集まることから、いわゆる「3密狀態」になりやすく、クラスターが発生しやすい場所と言われています。

 本來ならば4月第1週からオリエンテーションが始まり、その後、7月中旬まで授業が行われる予定でしたが、新型コロナウイルス感染癥の拡大により學生の皆さんだけでなく教職員も想定外のことに見舞われました。新型コロナウイルス感染癥に関する文部科學省の方針を基に、シラバスに示してある授業內容を教授することを念頭に、授業の進め方を検討した結果、本學では感染防止と學生の健康に配慮し、前期※1(春學期※2)の授業は、
 ①資料や課題提示による授業
 ②収録動畫配信による授業
 ③リアルタイム配信による授業
 の3種類の形式で実施することに致しました。學部の特殊性で、遠隔授業ではどうしても対応できない実験?実習等については、大學での開講を段階的に実施していく予定です。基本的には通常の教室で実施している內容を、在宅學習でできるよう遠隔授業を実施することとしていますが、どうしても不足する分野については、7月と8月に各科目で到達目標に達していない部分に対して、大學にて「3密狀態」を徹底的に避けた狀態で授業を受けられる補講期間を設け、前期?春學期終了時には通常授業と全く遜色ない狀態にすることにしております。
 
學納金について
 現在の授業形態における學納金に関する質問が寄せられております。前述のとおり、前期?春學期授業が在宅學習にて実施されることにより、三鷹?井の頭キャンパスでの施設設備を利用できないことや、遠隔授業に変更されたことなどを理由として、授業料や施設?設備費の一部について返還を検討して欲しい等の意見が保護者の方や學生からも寄せられています。これらの意見に対し、大學として真摯に対応しなければならないと考えており、學納金の考え方についてご説明いたします。


 まず、授業料についてです。授業に関係する費用は、卒業に必要な総単位數である124単位(醫學部、保健學部の一部を除く)を基に、原則4年間として設定しています。半期あたり、授業期間(15週間)と試験期間(2週間)をあわせて17週間で組んでおり、前期と後期(春學期と秋學期)の2學期制としています。授業料は、124単位分の総額を4年間に分け、それぞれ半期ごとに分納して頂いております。登録単位數の違いにかかわらず、各學期、各學年とも同額です。ただし、教職課程など実技や実習、免許や資格の取得にかかる費用については、別途納入いただく場合もあります。

 シラバスで示されている學修內容や學修レベルに到達したと判斷されれば、評価とともに単位が認定されます。認定された単位は、どのような授業方法、例えば教室で受講する授業、課題や資料による授業やインターネットを利用した授業であっても、価値が変わることはありません。したがって、正式な単位が授與される限りにおいては、授業形態による授業料の変更はないと言えます。

 もう少し詳細に説明いたしますと、授業科目における単位の授與の可否については、授業科目ごとにシラバスで示している內容等に基づき、厳格な成績評価とともに決定されます。もし成績評価がDやEで不合格となった場合は単位は認定されず授與もされません。授業が実施され、授業を受講した後の結果であれば、単位が認定されないからと言っても授業料の返還は発生しません。今回のように大學へ授業を受けにくることができない場合においても、文部科學省が認めている形式の授業であれば、質と量を維持した上で単位を認定?授與することが可能です。本學でも國の方針にしたがい、皆さん方の健康に留意して、最大限の努力をしておりますので、現在の様式で単位習得は可能な狀態です。

 次に施設?設備費についてです。杏林大學の學納金に定められている項目で施設?設備費についてのお問い合わせがありました。具體的には図書館や各施設設備を使用できないのだから施設?設備費を免除?減額を検討してほしいと言うご意見です。

 施設?設備費とは、本學の施設や設備の設置、更新、維持や管理の費用で學生に関係する部分に対して設定していますが、それも學生に関係する費用の全額ではなく、一部をお願いしております。施設?設備費には、校舎における教室の光熱費、エレベーターの維持管理費、インターネットでの情報提供料、ユニバーサルパスポートシステムの情報ネットワーク費、ソフトウェアの利用料、就職に関する電話回線等が含まれていますが、施設?設備費ですべてをまかなうわけには到底いきませんので、一部のご負擔をお願いしております。したがって、施設?設備費は単なる施設設備の利用料ではなく、學生生活を送る上で、必要不可欠な費用の一部負擔であります。遠隔授業によって使用しない期間があっても、費用としては教室の光熱費のごく一部にすぎませんので、本學の年間の施設?設備に要する費用はあまり変わらないものと思われます。したがって、施設?設備費の返還あるいは減額は検討しておりませんが、今回、遠隔授業に関する経費等も考慮して、些少ではございますが、クオカードをお送りさせていただくことに致しましたので、お納め頂きたいと思います。

學生生活支援や経済的支援について
 本學では獨自の奨學金制度として杏林大學奨學金などの給付型奨學金がありますが、その他にも學生支援機構の奨學金、各自治體の奨學金、様々な団體の奨學金を取り扱っておりますので、ご自分の狀況にあった奨學金をご検討ください。また、學納金の延納につきましては、所定の手続きをしていただくと最大8月31日まで可能であります。延納方法がわからない方は、井の頭キャンパスは學生支援課へ、三鷹キャンパスであれば醫學部は醫學部學生係、保健學部看護學科は看護學科三鷹事務室にお問い合わせください。

最後に
 新型コロナウイルスの感染癥の拡大狀況については、まだまだ予斷を許さない狀況ですが、早期の終息を期待し、9月16日からの後期(秋學期)には皆さん方と會えることを楽しみにしております。
 また、新入生の皆さん方においては、4月に開催できなかった歓迎會をぜひ実施したいと思っています。

※1醫學部、保健學部は前期?後期と表記
※2総合政策學部、外國語學部は春學期?秋學期と表記


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