東京五輪の醫療支援體制を臺灣の行政関係者が視察

 臺灣の行政関係者などが、日本の救急醫療や2020年東京オリンピック?パラリンピックに向けた醫療體制を視察するため9月2日に本學醫學部付屬病院の高度救命救急センターを訪れました。
 來訪したのは、臺灣行政院の環境保護署毒物及化學物質局の謝燕儒局長を団長に、內政部消防署訓練センター長や臺北市を含む6直轄市の環境保護局と消防局の職員、それに國立総合大學などの専門家ら29名です。
 當院は、東京オリンピック?パラリンピックの競技會場の醫療擔當指定施設で、その中核となる高度救命救急センターの山口芳裕センター長は、東京都災害醫療アドバイザーや東京消防庁特殊災害支援アドバイザーを務めています。テロなどに対する救急施策の助言や止血帯(ターニケット)の導入?指導講習を東京消防庁や日本醫師會に対して行うなど、2020年東京オリンピック?パラリンピックの醫療體制の構築に取り組んでいることから、視察の希望が寄せられました。

 一行は、高度救命救急センターの施設を海田賢彥醫局長の案內で見學した後、堀野雅祥醫師から、東京都の救急システムの概要について説明を受けました。その後、オリンピック?パラリンピックの醫療體制について、杏林大學病院が擔當する東京スタジアムの會場醫療者統括責任者(VMO)を務める宮國泰彥任期助教が、會場內では観客、選手それぞれの醫務室を設置し、會場規模に応じた人員配置を行う體制であることなどを説明しました。

高度救命救急センターを案內する海田醫局長

高度救命救急センターを案內する海田醫局長

東京の救急システムを説明する堀野醫師

東京の救急システムを説明する堀野醫師

 最後に、山口センター長からテロなどによるNBC災害(※)のうち、化學剤災害について説明を行い、醫療スタッフの迅速な判斷を助けるフローチャートなどを示しながらアドバイスを行いました。
 団長の環境保護署の謝局長は、當院の視察受入れに対して謝意を述べると共に、「今回の1週間に渡る日本訪問では、東京消防庁なども視察します。日本の災害時などの救急醫療體制を學ぶことで、臺灣のシステムの改善に活かせる點があれば、取り入れていきたい」と話していました。
 視察を受け入れた山口センター長は、「長年にわたり、臺灣の救急?消防関係者は當院に信頼と期待を寄せてくれている。今後も交流を深めたい」と話しています。

※1 NBC災害: 核物質「Nuclear」、生物剤「Biological」、化學剤「Chemical」によって引き起こされる災害
※2 當院は、東京都からNBC災害に対応する東京DMAT特殊災害醫療機関(都內3施設の1つ)に指定されています。

東京スタジアムの會場醫療者統括責任者を務める宮國任期助教

東京スタジアムの會場醫療者統括責任者を務める宮國任期助教

東京都災害醫療アドバイザーなどを務める山口センター長

東京都災害醫療アドバイザーなどを務める山口センター長

2019.9.3

草蜢社区在线观看免费下载